毕业论文课题相关文献综述

1.『源氏物語の謎』　増渕勝一　国研ウェ　2013年　この本では多くの疑問を提出しそして答えた。

光源氏についてのことも多くある。

たとえば光源氏須磨に篭居した原因はこう言った。

「光源氏は「賢木」の巻の終わりで、朧月夜の尚侍に会うために、太政大臣邸へ毎晩通いましたが、その人もなげな振る舞いに激怒した弘徽殿の大后と太政大臣は、源氏を政界から抹殺しようとします。

「須磨」の冒頭近くには、「さしてかく官爵を取られ」ない人の話があるので、源氏はすっかり官爵も取りあげられたのでした。

それにもかかわらず、平然と都にいると、流罪など恐ろしい罪科に処せられるかも知れません。

隠岐や太宰府に流された小野篁菅原道真源高明の例もあります。

そこで源氏はみずから都からあまり遠くない須磨に籠居しようと決意したのです（以上岡一男博士『評釈源氏物語』参照）。

須磨は業平の兄行平中納言も一時わび住まいをし、「わくらばに問ふ人あらば須磨の浦に藻塩垂れつつわぶと答えよ」とよんだ所です。

またかつて源良清から北山で、ここは景色のよい浦だと聞いたこともあります（「若紫」巻参照）。