日本語の質問表現から見られる日本人の「恥意識」|从日语的疑问表达看日本人的“耻意识”文献综述
2021-09-27 20:41:47
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文 献 综 述1.高宮乃幸(博士論文後程).疑問表現の文章論的考察.『大阪大学文学部紀要』従来の「疑問表現」に関する研究は、口語的なものが中心であったため、資料としても和文やいわゆる和漢混淆文の会話文などが主に用いられ、地の文や書文体に関しては、あまり取り上げられてこなかったといってよい。文 状といった文体、訓点資料などに見られるような漢文訓読的)な要因が無いに越したことはないのである。 純粋な文法的変化に問題を絞って考察される。文法史からすると、文章(統語的、意味的)推移を考える場合、文章文体的要因は極力排除し、しかし、文章文体の側から見れば、文法は文章文体の中にあって、軸として、それと文法(特に疑問表現疑問文)とがどのように関係する。そこで筆者は、文法史では取り上げてこなかった文章文体の問題を存在しない。すなわち、両者は相互依存の関係にあるのであり、そこから抽象されたのが文法なのであり、文章文体無くしては文法も当きると考えるのである。高宮乃幸観点からでは見えなかった日本語の新たな側面に光を当てることがで 疑問表現の様相、性質、機能などが明らかになり、口語中心の文法史を歴史的に考察したいと考えている。 2.山口尭二(1990)『日本語疑問表現通史』.明治書院 「疑問表現」の要素である「疑い」と「問い」は連続的なものであるとの視点から、「疑問表現」の原理、方式、形態を考察した。「疑問表現」の史的推移や特性を豊富な用例により分析した。3. 文法 疑問表現 http://www.coelang.tufs.ac.jp/modules/grammar/gmod/contents/card/054.html 話し手が聞き手に対してなんらかの情報を得るための言語的な手段を「疑問表現」と言う。この「疑問表現」は、以下の2つ大きく分けられる。①出来事全体が真実であるかどうかについての疑問表現:文法的手段としては,ふつう述語に関する疑問形式として現れる。②出来事の一部の不明な要素についての疑問表現:疑問の焦点にあたる部分を、疑問を表す代名詞や形容詞、副詞で表現する。文法的な手段としての疑問表現は,それが不定要素を含む表現であるために,「不定表現」「感嘆表現」「譲歩表現」とも共通する性質を持っている。日本語の疑問表現「誰が来たか」は疑問代名詞「誰」を含み、不定表現「誰かが来た」は,不定代名詞「誰か」を含んでいる。英語の疑問形容詞 「What」は感嘆表現にも用いられ、譲歩表現には「Whatever」が用いられる。4.ル-スベネティクト(2012)『菊と刀』商务印书馆 『菊と刀』(日訳:きくとかたな;英訳:The Chrysanthemum and the Sword: Patterns of Japanese Culture)は、米国の文化人類学者ルースベネディクトによる、日本文化を説明した文化人類学の著作である。この本は日本文化の価値体系の独自性を強調した。しかし、懐疑する傾向も見られる。すなわち日本文化が西洋文化とは対極の位置に置かれていることに、批判の目が向けられている。また、日本の文化を外的な批判を意識する「恥の文化」と決め付け、欧米の文化を内的な良心を意識する「罪の文化」と定義したことへの批判もある。ベネディクトは恥は他人の批評に対する反応である。人は、人前で嘲笑され拒否されるか、あるいは嘲笑されたと思い込むことによって恥を感じる。いずれの場合においても、恥は強力な強制力となるとし、彼はただ他人がどういう判断を下すであろうか、ということを推測しさえすればよいのであった、その他人の判断を基準にして自己の行動の方針を定めるとしている。また、日本人が罪の重大さよりも、恥の重大さに気を配っている事実を指して、「恥の文化」と呼び、日本は「恥」を基調とする文化の国である。この文化とは外面の強制力に基づいて善行を行うことである。つまり、道徳の絶対基準が恥意識におかれていることを指す。
5.宫崎和人(2005)『現代日本語の疑問表現 ――疑いと確認要求――』.ひつじ書房この本はモダリティ研究の一環としての日本語の疑問文の研究である。疑いの文は話し手の思考過程の反映であり、確認要求文は話し手の認識の妥当性や聞き手の認識のあり様について確認を求める〈〉に焦点を当てることである。疑問文は単なる判断不成立や情報要求の文ではなく、疑念解消や情報の共有化を目指す,話し手の主体性にこそ、その本質があることを明らかにした。6. 中村保男(1978年)『言葉は生きている私の言語論ノート』.聖文社この本は「修辞疑問」について、かなりの量を使って説明している。「修辞疑問」を乱用してはいけない、といったマイナス面にも触れている。
参考文献:【1】.中村保男(1978年)『言葉は生きている私の言語論ノート』聖文社【2】.ル-スベネティクト(2012)『菊と刀』商务印书馆【3】中本正智.(1980)《日本语の表现と构造》エポト【4】.山口尭二(1990) 『日本語疑問表現通史』.明治書院【5】. 宮崎和人(2005)『現代日本語の疑問表現―疑いと確認要求―』.ひつじ書房 【6】.長野晃子(2009)『「恥の文化』という神話」草思社【7】.张琳(2009)『从疑问表现看日本人的语言心理――以「ではないか」为中心』.宁波出版社【8】..高宮乃幸(2004)「疑問表現の文章論的考察』『大阪大学文学部紀要』【9】.通言語 文法 疑問表現:カード-東京外国語大学 http://www.coelang.tufs.ac.jp/modules/grammar/gmod/contents/card/054.html
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