中日指示词对译分析/中日指示詞の対訳について文献综述
2021-09-27 20:40:34
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文 献 综 述 指示詞はほとんどの言語に存在し、母語発達の初期から出現する。吉田(1980)では、世界の479の言語の指示詞を分類し、世界の8割以上の言語は二項対立か、三項対立の指示体系で占められていると述べている。また、指示詞は、「一旦学習されるとかなり根強くその人の中に定着」される言語項目であるとされる。中国語の指示詞は二項対立であり、日本語の指示詞は三項対立である。2分型指示体系を母語として持つものは、日本語のような3分型指示体系の言語を習得する際に、困難であろうということは森田(1982)で指摘されている。日本語指示詞「コ、ソ、ア」は、学習者の初期段階から導入されているにもかかわらず、上級レベルの学習者の言語使用においても誤用が多く見られ、中国人学習者が習得しにくい学習項目の一つであると指摘されている(迫田 1993)。日本語の指示詞は、学習の重要な項目でもあり、困難点でもある。日中両国の指示詞への対照言語学的研究が必要不可欠である。 最初の日本語の指示詞は,直示のほうが主に議論されてきたといわれる。そして,距離という概念を基準として,話し手から近いものを「コ」,話し手から中距離のものを「ソ」,話し手から遠いものを「ア」と表すとしてきた。しかし,佐久間鼎(1936)は,これに反して,「領域説」を提唱した。具体的に、「領域説」とは,話し手と聞き手のなわばりを基準とする理論で,指示対象が話し手の領域であれば「コ」を,聞き手の領域であれば「ソ」を,両方の領域外であれば「ア」を用いると主張している。 田窪金水(1996)が挙げられるメンタルスペース理論を対話的談話に拡張した動的な談話理論(談話管理理論)を基盤に指示詞を記述した研究である田窪金水は話し手の心的領域(≒知識)を二分割しそれぞれの知識を格納する領域をD一領域(長期記憶とリンクされる)I一領域(一時的作業領域とリンクされる)と名づけている 指示詞の第2言語習得に関する研究は、迫田(1993,1996)の一連の研究がある。迫田(1996)の3年間の縦断研究によると、学習者の観察された誤用パターンは「ソ→コの誤用」、「ア→コの誤用」、「コ→ソの誤用」、「ア→ソの誤用」、「ソ→アの誤用」という5通りが示されている。また、中国人学習者は、コ系指示詞を選択する傾向もある一方、同じ二項対立指示詞を持つ英語の学習者はコ系指示詞を選択しないと述べている。 木村(1992)は、包合的視点と対立視点という観点を用いて、中国語の指示詞を説明している。包合的視点は、相手の領域を話し手の領域に取り込み、包み込んだ「われわれ」の視点を作り、「这」系を用いる。話し手と相手が、自他的に意識された対立的視点がとられると「那」系が用いられると述べている。中国語の対話においては、対話の相手が導入した内容であっても、聞き手の縄張り内の事柄という認識で取らず、「われわれ」の領域内の物としてとらえることが一般的であり、そのために、「这」系で指示されると述べている。 中国語の指示詞に関しては、徐丹(1988)は「这/那」の分布上の不対称の研究をはじめ、曹(2000)、沈(1999)等の研究を代表として、機能的視点を中心に这那の虚化した文法的な意義や文章における役割と非対称現象を考察したとともに、認知的視点から比較的合理的な解釈と説明を行った。 日中対照分野において、中日指示詞の用法の分析に力点を置いて、「这」と「那」と「コ/ソ/ア」の対応状況を考察している研究は梁(1986)がある。中日指示詞の使い分けに関する対比研究も見られる。秦(1995)では、主に文法と翻訳の角度から日中指示詞を比較して分析を行った。その結果は① 日中指示詞の文法における大きな差異として、日本語の指示詞体系には中称指示詞があるが、中国語の中にはない。② 文法上の特徴としては中国語指示代名詞が動詞目的語として用いられる事が少なく、日本語は多いという結論であった。 以上、日中両国、それぞれの指示詞に関する先行研究を見てきた。 指示詞とは意味的には談話が行われている現場に存在したり談話の中で登場する指示対象を指し示したりするために使用する言葉である。コミュニケーション的側面が指示詞を考える上で必要不可欠なものだと考える。 参考文献: [1] 徐 丹 《浅谈这/那的不对称》 《中国语文》 1988 [2] 梁慧 「「コソア」と「这/那」--日本語中国語の比較対照研究」 『都 立大方方言学会会報』1986 [3]何宝娟 关于初级日语学习者在指示词方面的误用 首都外语论坛 2010 期刊 [4]王宏 日语指示词的用法 教学研究 1980 期刊 [5]宋蕊 从教学角度看日语指示词的用法 科技信息 2010-02-05 期刊 [6]秦 礼君(1995)「汉日语指示词的语法差别」《外语研究》3 南京国际关系学院 [7]曹 秀玲(2000)「汉语这/那不对称的语篇考察」《汉语学习》4 延边大学 [8]沈 家煊(1999)《不对称和标记论》 江西教育出版社 [9]佐久間鼎 「現代日本語の表現と文法」 厚生閣 1936 [10]金水敏 「指示詞と談話の構造」 『言語』Vo1.19 No.4 1990 [11]金水敏田窪行則 「指示詞」 『日本語研究資料集(第1 期第7 巻)』 1992 [12]田窪行則 金水 敏 「複数の心的領域による談話管理」. 『認知科学』1996 [13]迫田久美子「話し言葉におけるコソアの中間言語研究」『日本語教育』81,1993 [14]迫田久美子 「指示詞コソアに関する中間言語の形成過程--対話調査による 縦断的研究に基づいて」『日本語教育』89 1996 [15]木村英樹 「中国語指示詞の遠近対立について」大河内康憲編『日本語と中国語の対照研究論文集(上)』くろしお出版 1992 [16]吉田集而 「指示詞にみられた空間分割の類型とその普遍性」『国立民族学博物館研究報告』5-4, 国立民族学博物館, 1980 |
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